【2023/2/10最新】最大100万円!魅力ある職場づくり推進奨励金(東京しごと財団)とは【条件・申請方法解説】
2022年10月31日から第1回エントリーが開始される、東京しごと財団の「魅力ある職場づくり推進奨励金」について、活用に向けて解説していきます。
雇用をしている事業主にとっては、従業員が満足度高く仕事していくための工夫を日々考えているものの、
・どうすれば従業員にとって魅力的な職場になるかわからない
・環境を作るにもお金がかかるし・・・
と、「やりたいけどできない」と思われている事業主さんも多いのではないでしょうか?
この制度が、その悩みを解決するサポートになるかもしれません!
目次
”魅力ある職場づくり推進奨励金”はどんな制度?支給までの流れは?
どこが管轄している制度?
東京しごと財団が発足した制度で、奨励金という名前ですが助成金の性質をもった制度です。
https://www.shigotozaidan.or.jp/koyo-kankyo/joseikin/tokyoengagement.html
目的は?
制度の目的を財団のホームページから引用すると、
都内中小企業等の職場環境の改善や人材育成、賃金の引上げなどの制度構築や取組を支援します。従業員のエンゲージメント向上に向けた職場環境づくりを推進し、企業の労働生産性を高め、持続的な成長を促進することを目的としています。
※エンゲージメントとは、働く方が、仕事へのやりがい・働きがいを感じる中で、組織や仕事に主体的に貢献する意欲や姿勢を示す概念です。これが高まると、企業の生産性向上につながるとされています。
と記載されていますが、まぁ難しいのでザックリとした言葉で解釈するならば、
「雇う方も雇われる方もハッピーになれるように、ステキな社内制度を作っていこうよ」
みたいな感じで目的をイメージするとわかりやすいと思います。
具体的な導入施策
「じゃあステキな制度ってなによ」
という話になってくると思いますが、今回の場合はある程度明確に決められています。
制度整備に際して、まずは外部からの専門家との相談を行った上で、
- フレックスタイム制を作る
- 選択的週休3日制を作る
- ワーケーションの制度を作る
- 副業・兼業制度を作る
- 人材育成方針の策定と目標管理・キャリア面談制度を作る
- 社内メンター制度を作る
- リスキリング・資格取得支援制度を作る
- 外部キャリアコンサルタント活用支援制度を作る
- 従業員表彰制度・報奨金制度を作る
- 時間あたり30円以上の賃上げを実施する
の中で2つ以上を策定または実施することで支給される制度となります。
従業員から「いい会社だな」と思ってもらいつつ、奨励金もゲットできる素晴らしい制度ですね。
支給される金額
上記「具体的な導入施策」1〜9の条件の中で1項目ごとに10万円の支給となります。
ただし、上限は40万円です。
つまり、2項目なら20万円。4項目以上なら40万円となります。
加えて、上記「具体的な導入施策」の10の「時間30円以上の賃上げ」を実施した場合、
対象となった従業員1人あたり6万円。上限は60万円。
つまり、従業員10人以上の賃上げが実現した場合60万円となります。
合計すると、最小で20万円。最大で100万円となるわけですね。
ただし、期間としては取組から支給までは1年近くかかるので、「すぐにお金が入るから」というイメージは禁物です。
エントリーできる事業者は毎月100社まで
この制度は月ごとに100事業者までのエントリー数の制限があります。
なので「申請したい!」と思ったらすぐエントリーするのがオススメです。
エントリーの受付スケジュール例(ご案内チラシより)
(2023年2月10日現在 第5回のエントリー開始の2月27日を待つことになりますね)
”魅力ある職場づくり推進奨励金”に申請できる事業者の条件は?
では、申請できる事業者の条件をもう少し掘り下げていきましょう。
申請が可能な事業者の条件については、公式HPに記載された通りなのですが、これもかなり読解が難しいと思いますので、簡単にまとめてみます。
対象となりえる事業者をわかりやすく整理すると
比較的重要だと思うポイントはマーカーを引いておきます。
- 都内に本店または支店登記されている事業者(法人・個人事業主問わず)である
- 雇用保険に加入して6ヶ月以上経過する従業員がいること
- 過去に同じ制度または同じ取組内容の制度を利用したり申請していない
- 労働者への賃金が最低賃金を上回っていること
- 都内で営業実態がある
- 常時雇用する労働者が300人以下(短期契約の労働者は除いてカウント)
- 営利目的の事業主(株式会社、合同会社、個人事業主)であること
- (個人事業主の場合)都内税務署に開業届を出している
- 都税の未納付がない
- 厚生労働大臣の指針に基づきセクハラ防止に努めている
- 風俗業やそれに近い事業ではない
- 反社会的勢力との関連性がない
上記に合致していれば、イレギュラーな判断が無い限り申請可能です。
申請はどう進めていくのか?
申請の流れ
申請する前に事前エントリーがあります。
事前エントリー含めて支給申請まで大まかに以下のような流れとなります。
- 事前エントリー(令和4年10月31日より開始)
- 自社情報の登録と申請要件確認書類提出
- 専門家との打ち合わせ希望日すり合わせ
- 専門家との相談を実施(2回)
- 専門家の相談終了報告
- 取組目標の設定と取組(就業規則改定、賃上げ実施)
- 支給申請(取組実施報告)
- 支給手続き
助成金としては難しい部類ではないと思われますので、ぜひチャレンジしてみてください。
目的と条件が合致するならば申請しましょう!
魅力ある職場づくり推進奨励金は、正しい目的を持って活用すれば、よい人材が残りやすい風土づくりになる素晴らしい制度ですので、目的と条件が合致するならば申請を検討されることをオススメします。
申請に関してご不明な点については、
公益財団法人 東京しごと財団 企業支援部 雇用環境整備課 事業推進係
魅力ある職場づくり推進奨励金事務局
電話 03-5211-2770 (平日9時~17時)*平日12時~13時、土日・祝日、年末年始を除く
にお問い合わせいただくか、
または下記から弊社(株式会社レモンドロップ)にご相談ください。
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